本年度の診療報酬改定は、介護報酬、障害福祉サービス等との6年ぶりの同時改定で、眞鍋馨保険局医療課長が明言したように「目の前の課題と中長期的な課題の双方に対応」し、しかも「『触っていないところがない』ほど多岐にわたる改定」となりました(m3.comインタビュー[全5回]。3月4~13日配信)。
本連載では、本改定の特徴と問題点・今後の見通しを2回にわけて、複眼的に検討します。今回は、本改定の最重要課題である職員の賃上げに資する措置と、入院医療で新設された「地域包括医療病棟入院料」について検討します。