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日本紅斑熱[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(37)]

No.5246 (2024年11月09日発行) P.10

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 國吉健太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-11-10

最終更新日: 2024-11-05

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【背景】

日本紅斑熱はRickettsia japonicaを保有するマダニを介して感染し,4類感染症に指定されている。千葉県以西の太平洋側を中心に発生がみられ,近年増加傾向にある。国立感染症研究所の報告によると,国内では2021年に年間490名が届け出されている。発生時期はマダニの活動期に一致し,夏から秋にかけて多い。

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