6月のアンケートで「勤務中に遭遇したトラブル」について尋ねたところ、様々な体験談が寄せられました。
トラブルがおきた場所として最も多かった回答は「診察室」で46.4%、次いで「病室」と「受付(会計)」が17.9%で同数となりました。
診察室では、やはり患者とのトラブルが多く経験されているようです。「検査データが改善しないことで患者が一方的に怒り出した」(埼玉・勤務医)、「カスタマーハラスメントを延々と繰り返す検診者の話を聞く」(東京・勤務医)といったケースや、「患者が盗撮していた」(東京・勤務医)との回答も。また「外来を始めようと思ったら電子カルテが全く動かなくなり、30人以上のカルテ、処方箋を全て手書きした」(東京・勤務医)、「電動ベッドを昇降させたところ、患者のパソコン充電器が挟まれて破損、平謝りした」(福岡・勤務医)など、院内システムや医療用具にもトラブルの種が潜んでいるようです。
このほか「前置胎盤疑いで選択帝王切開術を実施した患者が術後2日目に喫煙しに外出。注意した翌日に病室から脱走した」(大阪・勤務医)、「利用前に同意していた選定療養費や個室料金の支払いを、退院時に、やっぱり納得がいかないと拒否する方がいる」(東京・医療事務)、「駐車場の柵に車がバックして衝突。保険で修繕し、患者に負担はなし」(栃木・開業医)等々。現場で起きるトラブルに備えるため、本誌連載中の「病院トラブル:事務方の解決法」もぜひご参考に!
以下、皆様からいただいた主なご意見を紹介します。(次ページへ)