2022/12/08
今日のテーマは「コモンディジーズとしての発達障害」。
プライマリケア医が子どもの発達障害の診療を担うには、何をとっかかりにし、どう専門医療機関と連携していけばいいか?
小児神経や発達障害を専門とする久留米大学教授の山下裕史朗先生と、「発達障害は気管支喘息と同程度にコモンな疾患」としてプラマリケア医の積極参加を呼びかける いちのせファミリークリニック院長の一ノ瀬英史先生に、母子健康手帳改正の動きなども踏まえてディスカッションいただきます。
(2022年10月27日より全3回で配信した対談を一挙にご視聴できる全体版です)
山下 裕史朗(やました ゆうしろう) 久留米大学医学部小児科学講座主任教授
1983年久留米大医学部卒。ベイラー医科大小児科リサーチフェロー、久留米大小児科発達障害担当教授などを経て、2015年より現職。専門領域:小児神経学、神経発達症。
一ノ瀬 英史(いちのせ ひでふみ) いちのせファミリークリニック院長
亀田総合病院で内科小児科複合プログラムの1期生として研修後、頴田病院で家庭医研修プログラムの指導医。2021年より現クリニック(福岡県大川市)を継承し、院長に。プライマリ・ケア認定医、小児科専門医、総合内科専門医、在宅専門医、経営学修士MBA(グロービス)。
[プライマリ・ケアの理論と実践]子どもの発達障害〈総論〉─発達障害診療はすべての子育て支援に通ず(一ノ瀬英史)
[プライマリ・ケアの理論と実践]発達障害に関連する制度の整理─各種制度の知識が、よりよい発達支援につながる(一ノ瀬英史)
[特集]乳幼児健診のミカタ─子育てをCHEERしよう!(一ノ瀬英史)
[まとめてみました]メラトニン製剤承認で変わる神経発達症診療─「睡眠」を聞き「睡眠から攻める」診療へ
髙貝 就『小児発達障害について非専門医の先生に知っておいてほしいこと、まとめてみました』(日本医事新報社)
清水亜矢子/本田秀夫『プライマリケア医が知っておきたい子どもの発達障害』(日本医事新報社)
神山 潤『子どもの睡眠「眠い」「眠れない」「眠らない」~呼吸、動き、行動にも要注意』(日本医事新報社)