2022/01/30
Part 4で話題は「良い医者」になるための方法論に。久坂部先生は「医学部の学生は医療小説(特に私の小説)を読んで、医療のリアルな感覚を身につけよ」と提言。仲野先生は(「白い巨塔」の財前五郎のように?)「プリミティブな欲望」を抱くことも必要と指摘します。
仲野 徹(なかの とおる):大阪市旭区生まれ。1981年阪大医学部卒。内科医としての勤務、ヨーロッパ分子生物学研究所研究員、京大講師、阪大微研教授を経て、2004年より阪大病理学教授。2012年に日本医師会医学賞受賞。専攻はエピジェネティクス、幹細胞学。趣味は読書、僻地旅行、義太夫語り。日本医事新報で「ええ加減でいきまっせ!」連載中。著書に『エピジェネティクス』(岩波新書)、『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)、『からだと病気のしくみ講義』(NHK出版)、『仲野教授の笑う門には病なし』(ミシマ社)など。
久坂部 羊(くさかべ よう):大阪府堺市生まれ。本名・久家義之。1981年阪大医学部卒。大阪府立成人病センターで麻酔科医、神戸掖済会病院で外科医、在外公館で医務官として勤務。2003年に『廃用身』(幻冬舎文庫)で作家デビュー。2014年に『悪医』(朝日文庫)で日本医療小説大賞受賞。『破裂』『無痛』『告知』(いずれも幻冬舎文庫)、『善意の罪』(文藝春秋)、『ブラック・ジャックは遠かった―阪大医学生ふらふら青春記―』(新潮文庫)など著書多数。
[ええ加減でいきまっせ!]いまどきの医学生たちよ、君らだいじょうぶか?(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]医学生よ、プリミティブな欲望を抱け(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]いやはや、ホンマに…(上)(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]いやはや、ホンマに…(下)(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]これからの医学教育を考える(その1)─医学知識の激増(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]これからの医学教育を考える(その2)─医師国家試験改革私案(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]これからの医学教育を考える(その3)─人工知能の時代(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]これからの医学教育を考える(その4)─ゲノム情報の活用(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]医学に興味がありますか(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]希望と絶望(その1)─希望編(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]希望と絶望(その2)─絶望編(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]希望と絶望(その3)─悩み編(仲野 徹)
[ええ加減でいきまっせ!]希望と絶望(その4)─解決編(?)(仲野 徹)
[Special Essay]医学部を目指す君たちへ─医学に興味を持てますか?─(仲野 徹)
中野隆史監修/駒澤伸泰編『医学教育イントロダクション─医療系学生を支えるすべての指導者へ』