2023/11/14
本日は、「漢方医学をどう教える?どう学ぶ?」シリーズの第3回「学べばその先に豊饒の海が」をお届けします。
本シリーズでは、プライマリ・ケアと漢方診療の両方に精通する樫尾明彦先生が、全国各地の漢方の指導医をゲストに迎え、プライマリ・ケア医、総合診療医のニーズを満たす漢方医学教育のあり方について議論します。
第3回は、熊本赤十字病院の加島雅之先生に「若手医師に対する漢方医学教育」についてご発表いただき、その後、若手プライマリ・ケア医の蜂木麻璃奈先生も交えてディスカッションいただきます。
ぜひ最後までご視聴ください。
【出演者】
樫尾明彦(給田ファミリークリニック副院長):進行
加島雅之(熊本赤十字病院総合内科部長)
蜂木麻璃奈(獨協医科大学病院総合診療科)
【配信スケジュール】
Chapter 1 漢方は世界医学になりうる:11/9(木)午前10時~
Chapter 2 漢方は本来急性期の医療:11/10(金)午前10時~
Chapter 3 「方証相対」か「弁証論治」か:11/13(月)午前10時~
Chapter 4 漢方を鏡に西洋医学を考える:11/14(火)午前10時~
プライマリ・ケア医の樫尾明彦先生が「漢方医学をどう教える?どう学ぶ?」をテーマに全国各地の漢方指導医とトークを繰り広げるシリーズの第3回。
Chapter 4では、卒前教育・卒後教育の中で西洋医学と漢方医学をどのように習得すべきかが話題に。
加島先生は「漢方の習得のスピードは、正しい西洋医学の臨床経験と強くリンクする」として、西洋医学の臨床を正確にできるスキルを身につけた上で、漢方を習得することを勧めます。
【「漢方医学をどう教える?どう学ぶ?」シリーズ】
第1回「総合診療と漢方は親和性が高い!」(樫尾明彦×吉永 亮×安田雄一×蜂木麻璃奈)
第2回「卒前教育・初期研修で漢方を学ぶ」(樫尾明彦×有田龍太郎×蜂木麻璃奈)
第3回「学べばその先に豊饒の海が」(樫尾明彦×加島雅之×蜂木麻璃奈)
第4回「漢方は限界を突破する武器になる」(樫尾明彦×小川恵子×野上達也×大橋博樹)
【関連情報】
加島雅之著『漢方薬の考え方,使い方』(中外医学社)
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樫尾 明彦(かしお あきひこ) 給田ファミリークリニック副院長
2004年聖マリアンナ医科大学卒。2010年昭和大学大学院医学研究科修了。2013年医療福祉生協連家庭医療学開発センター後期研修修了。和田堀診療所所長を経て、2017年給田ファミリークリニック副院長。昭和大学兼任講師。聖マリアンナ医大非常勤講師(総合診療内科学)。日本東洋医学会学術教育委員。日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医。著書に『問診から選べる漢方薬ツールキット』(カイ書林)、『対話で学ぶ精神症状の診かた』(南山堂)、電子コンテンツ『在宅診療でこそ使える漢方薬』(日本医事新報社)など。
加島 雅之(かしま まさゆき) 熊本赤十字病院総合内科部長
2002年宮崎医科大学(現宮崎大学)医学部卒。2005年より熊本赤十字病院内科勤務。総合内科副部長を経て2019年より現職。熊本大学医学部臨床教授(漢方系統講義担当)。熊本大学薬学部非常勤講師。宮崎大学医学部臨床教授(総合内科担当)。東邦大学医療センター大森病院東洋医学科客員講師。日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医。著書に『漢方薬の考え方,使い方』(中外医学社)など。
蜂木 麻璃奈(はちき まりな) 獨協医科大学病院総合診療科
2019年大分大学医学部卒。2021年獨協医科大学病院での臨床研修修了、同院総合診療科入局、総合診療専攻医研修開始。2023年7月より専攻医研修の一貫として栃木医療センターにて外部研修中。