2023/12/12
本日は、「漢方医学をどう教える?どう学ぶ?」シリーズの第4回「漢方は限界を突破する武器になる」をお届けします。
プライマリ・ケアと漢方診療の両方に精通する樫尾明彦先生が、全国各地の漢方の指導医をゲストに迎え、プライマリ・ケア医のニーズを満たす漢方医学教育のあり方について意見交換する本シリーズ。
第4回は、これまでの議論を総括するとともに、浮き彫りになった課題をどう解決するか、漢方医学の専門家である広島大学の小川恵子先生、東海大学の野上達也先生、プライマリ・ケアの専門家である大橋博樹先生とともにディスカッションします。
ぜひ最後までご視聴ください。
【出演者】
樫尾明彦(給田ファミリークリニック副院長):進行
小川恵子(広島大学病院漢方診療センター教授)
野上達也(東海大学医学部専門診療学系漢方医学准教授)
大橋博樹(多摩ファミリークリニック院長/日本プライマリ・ケア連合学会副理事長)
【配信スケジュール】
Chapter 1 漢方を学びEmpathyを持てる医師になろう:12/12(火)午前10時~
Chapter 2 漢方医学教育の変遷、PC医側の問題意識:12/13(水)午前10時~
Chapter 3 漢方医×PC医で日本発のエビデンスを出す:12/14(木)午前10時~
Chapter 4 学びたいタイミングで教える仕組みをつくる:12/15(金)午前10時~
シリーズ第4回は、これまでの議論を総括し、プライマリ・ケア医のニーズを満たす漢方医学教育のあり方について徹底討論します。
Chapter 1では、本シリーズで進行役を務めてきた樫尾先生が第1回~第3回の議論を整理。続いて、漢方医学の専門家である小川先生(広島大病院)が自らの経験をもとに漢方医学を学ぶことの意義を熱く語ります。
【「漢方医学をどう教える?どう学ぶ?」シリーズ】
第1回「総合診療と漢方は親和性が高い!」(樫尾明彦×吉永 亮×安田雄一×蜂木麻璃奈)
第2回「卒前教育・初期研修で漢方を学ぶ」(樫尾明彦×有田龍太郎×蜂木麻璃奈)
第3回「学べばその先に豊饒の海が」(樫尾明彦×加島雅之×蜂木麻璃奈)
第4回「漢方は限界を突破する武器になる」(樫尾明彦×小川恵子×野上達也×大橋博樹)
Chapter 2「漢方医学教育の変遷、PC医側の問題意識」へ
樫尾 明彦(かしお あきひこ) 給田ファミリークリニック副院長
2004年聖マリアンナ医科大学卒。2010年昭和大学大学院医学研究科修了。2013年医療福祉生協連家庭医療学開発センター後期研修修了。和田堀診療所所長を経て、2017年給田ファミリークリニック副院長。昭和大学兼任講師。聖マリアンナ医大非常勤講師(総合診療内科学)。日本東洋医学会学術教育委員。日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療専門医。著書に『問診から選べる漢方薬ツールキット』(カイ書林)、『対話で学ぶ精神症状の診かた』(南山堂)、電子コンテンツ『在宅診療でこそ使える漢方薬』(日本医事新報社)など。
小川 恵子(おがわ けいこ) 広島大学病院漢方診療センター教授
1997年名古屋大学医学部卒。金沢大学附属病院漢方医学科臨床教授、天津中医薬大学客員教授、広島大学病院総合内科・総合診療科漢方診療センター特任教授などを経て、2022年広島大学病院漢方診療センター教授。生薬ソムリエ協会理事。日本小児外科漢方研究会幹事。日本血管腫血管奇形学会評議員。日本東洋医学会指導医。日本外科学会専門医。日本小児外科学会専門医。著書に『Kampo Medicine 経方理論への第一歩』(全日本病院出版会)、『女性の漢方─すぐに使えるフローチャート』(中外医学社)など。
野上 達也(のがみ たつや) 東海大学医学部専門診療学系漢方医学准教授
1998年富山医科薬科大学(現富山大学)卒。富山大学附属病院和漢診療科助教(病棟医長)、富山大学大学院和漢診療学講座助教、富山大学附属病院診療講師兼任などを経て、2020年東海大学医学部専門診療学系漢方医学准教授。和漢医薬学会理事。東亜医学協会評議員。日本東洋医学会専門医・指導医。日本内科学会総合内科専門医。日本リウマチ学会リウマチ専門医。共著に『内科医のための漢方診療 正直なところ「漢方って本当に効くの?」と内心思っているあなたへ』(金芳堂)。
大橋 博樹(おおはし ひろき) 多摩ファミリークリニック院長/日本プライマリ・ケア連合学会副理事長
2000年獨協医科大学卒。川崎市立多摩病院総合診療科医長などを経て、2010年多摩ファミリークリニック開業。日本プライマリ・ケア連合学会副理事長。川崎市医師会理事。東京医科歯科大学臨床教授。聖マリアンナ医科大学臨床教授。日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医。共著に『若手院長です 開業のこと何でも質問してください』(プリメド社)など。