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【緊急討論】岩田健太郎×高山義浩「オミクロン株感染拡大~いま優先すべき対策、専門家が果たすべき役割② 従来型の対策に効果はあるか」

2022/02/25

【Web医事新報チャンネル】~2022/5

今日のテーマは「オミクロン株感染拡大~いま優先すべき対策、専門家が果たすべき役割」。
神戸大学病院感染症内科教授の岩田健太郎先生と沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長の高山義浩先生に、オミクロン株感染拡大へのこれまでの対応を検証いただきながら、これからの新型コロナ対策の進め方、パンデミック時の政策決断における専門家の役割についてディスカッションいただきます。(第2回/全5回)
(視聴時間12分・2022年1月28日収録)

【「オミクロン株感染拡大~いま優先すべき対策、専門家が果たすべき役割」 CONTENTS】

Chapter 2は本対談の前半の山場。オミクロン株感染拡大を抑えるために「まん延防止等重点措置」のような従来型の措置・対策を繰り返すことの効果を検討します。

「私の知る限り『まん防は効果があった』というデータは全然ないし、『効果があったであろう』という理論的な根拠も乏しい」と指摘する岩田先生に対し、高山先生は、まん延防止等重点措置は「中身」が大事だとし、都道府県の柔軟な判断が必要と訴えます。

第3回「新型コロナ対策見直しの方向 」へ

【PROFILE】

岩田 健太郎(いわた けんたろう) 神戸大学病院感染症内科教授
1997年島根医科大(現島根大)卒。アルバートアインシュタイン大学ベスイスラエル・メディカルセンター感染症フェロー、北京インターナショナルSOSクリニック勤務、亀田総合病院感染症科部長、同病院総合診療・感染症科部長などを経て、2008年より現職。

高山 義浩(たかやま よしひろ) 沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長
1995年東大医学部保健学科卒、2002年山口大医学部医学科卒。08年より厚労省健康局結核感染症課でパンデミック対策、14年より同省医政局地域医療計画課で地域医療構想の策定支援に取り組む。15年より現職。沖縄県政策参与。

【関連記事】

(COVID-19の問題を取り上げた岩田健太郎先生の「識者の眼」より)

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(岩田健太郎先生執筆・監修の特集)

[創刊100周年記念特集 感染症の100年]感染症診療と医師の未来像─100年の歴史を踏まえ

(高山義浩先生のエッセイなど)

[炉辺閑話]真理は2つの中心を持った楕円である

[質疑応答]医療・介護領域で取り入れることができる薬剤耐性菌の感染対策

(高山義浩先生執筆・監修の特集)

[特集]在宅診療特有の尿路感染症診療

【関連書籍・コンテンツ】

高山義浩著『高齢者の暮らしを守る 在宅感染症診療【電子版付】』

岡 秀昭編『あなたも名医!名医たちの感染症の診かた・考えかた』※岩田健太郎先生分担執筆

電子コンテンツ「あの先生にちょっと聞きたい! イマドキ医師の指導に困ったとき」※岩田健太郎先生、高山義浩先生分担執筆

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