2022/03/02
Chapter 5では、2009年新型インフルエンザパンデミックの総括会議(新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議)にメンバーとして参加していた岩田先生に、「当時の対応と比較して、COVID-19パンデミックに対する日本の対応に進化した部分はあるか」という追加質問に答えていただきます。
続けてChapter 6では、COVID-19対応の最前線に立つ医療従事者に向けて、岩田先生と高山先生からメッセージを送っていただきます。
高山先生は、感染拡大に対応するためには、「地域」という面で支えるネットワーク、「誰かがやる」ではなく「みんなでやる」体制に切り替えていく必要があると強調。岩田先生は、現場がつぶれないためには「やらなくてもいいことはやらない」と割り切ることも必要だとし、「昭和の体育会系のノリ」から1秒でも早く脱することを勧めます。
岩田 健太郎(いわた けんたろう) 神戸大学病院感染症内科教授
1997年島根医科大(現島根大)卒。アルバートアインシュタイン大学ベスイスラエル・メディカルセンター感染症フェロー、北京インターナショナルSOSクリニック勤務、亀田総合病院感染症科部長、同病院総合診療・感染症科部長などを経て、2008年より現職。
高山 義浩(たかやま よしひろ) 沖縄県立中部病院感染症内科・地域ケア科副部長
1995年東大医学部保健学科卒、2002年山口大医学部医学科卒。08年より厚労省健康局結核感染症課でパンデミック対策、14年より同省医政局地域医療計画課で地域医療構想の策定支援に取り組む。15年より現職。沖縄県政策参与。
新型インフルエンザ(A/H1N1)対策総括会議報告書(2010年6月10日 厚生労働省)
(COVID-19の問題を取り上げた岩田健太郎先生の「識者の眼」より)
リモートワークはなぜ進まないのか─COVID-19対策には覚悟が必要
新型コロナウイルス感染症:非常に厄介だが、対峙の方法はほぼ確立している
中国で流行している新型コロナウイルス感染症、あらゆる可能性を“想定内”に
(岩田健太郎先生執筆・監修の特集)
[創刊100周年記念特集 感染症の100年]感染症診療と医師の未来像─100年の歴史を踏まえ
(高山義浩先生のエッセイなど)
[質疑応答]医療・介護領域で取り入れることができる薬剤耐性菌の感染対策
(高山義浩先生執筆・監修の特集)
高山義浩著『高齢者の暮らしを守る 在宅感染症診療【電子版付】』
岡 秀昭編『あなたも名医!名医たちの感染症の診かた・考えかた』※岩田健太郎先生分担執筆
電子コンテンツ「あの先生にちょっと聞きたい! イマドキ医師の指導に困ったとき」※岩田健太郎先生、高山義浩先生分担執筆