●執筆
坂井正弘(東京ベイ・浦安市川医療センター腎臓・内分泌・糖尿病内科医長)
●商品説明
判型:A4判
頁数:47頁
発行日:2020年12月9日
1,650円(税込)
●内容紹介
2018年の新規透析導入患者数4 万468人、透析療法を受けている患者総数33 万9841人。このような状況の中、目の前の患者に透析を導入するか、透析中止についてどう考えればよいか、疑問を抱きながら日々の診療を行っている医師のために、現場の経験に基づく介入方法を紹介しています。
透析の始め方として、豊富なエビデンスを基に透析を導入すべき状態を紹介。CKD stageごとの望ましい介入法や、倫理的ジレンマの生じやすい状況と筆者なりのアプローチ方法をまとめました。さらに、血液透析(HD)/血液透析濾過(HDF)、腹膜透析(PD)など各腎代替療法の長所・短所に加え、どれを選択すべきかを解説。合意形成が難しい場合に用いる「Jonsenの4分割表」、透析を施行せずに腎疾患の進行を遅らせる「保存的腎臓療法(CKM)」など現場で使える知識も充実しています。
透析の終わり方としては、透析中止を検討する状況を提示。医学的、法的、倫理的な問題を検討しつつ、中止を進めていくためのプロセスを具体的に解説しています。
【目次】
透析を取り巻く現状
1.透析の始め方
1)透析導入を検討すべき状態とは?
2)各CKD stageにおける望ましい介入法とは?
3)筆者が考える,透析の開始を検討する際の医師の基本姿勢
4)時に抱く,透析を始める際のジレンマ
5)どのように倫理的ジレンマにアプローチするか?
6)患者の意思決定能力は保たれているか?
7)procedure orientedからgoal orientedなSDMへ
8)患者目線で考える,理想の治療・ケアのゴールを実現するための腎代替療法選択の重要性
9)合意形成が難しい場合,Jonsenの4分割表を用いて問題を分類・可視化
2.透析の終わり方
1)透析の中止を検討する状況とは?
2)維持透析患者の透析中止の問題点
3)どのように透析中止のプロセスを進めていくか?
4)患者目線で考える,腹膜透析(PD)ラストという選択肢
5)透析見合わせの意思決定を進める上で困難を感じたとき
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