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自宅療養者を開業医が診るコツ[長尾和宏の町医者で行こう!!(125)]

No.5082 (2021年09月18日発行) P.54

長尾和宏 (長尾クリニック院長)

登録日: 2021-09-07

最終更新日: 2021-09-07

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日本医師会長もメッセージ

8月10日、筆者は東京都医師会の尾㟢治夫会長らとともにBSフジの「プライムニュース」という番組に2時間生出演した。8月2日にも生出演したので異例の2週連続であった。「開業医がコロナの診断と早期治療に関わることで医療逼迫が解消するはずだ」と何度も力説した。8月13日、尾㟢会長は開業医が発熱外来や患者宅往診、そして治療薬の早期投与をする旨の記者会見をされた。その翌週、大阪府医師会の茂松茂人会長も同様の発信をされ、開業医に呼びかけた。そして9月1日、日本医師会の中川俊男会長から全会員に手紙が届いた。「開業医が自宅療養者のオンライン診療や往診に参画しよう」と書かれていた。

こうして9月から、増え続ける自宅療養者は開業医が積極的に診る機運が一気に高まった。早期に抗体カクテル療法やイベルメクチン投与を呼び掛けた尾﨑会長をはじめ、医師会のトップが次々と感染者への早期治療を訴えたのだ。現在、全国各地で保健所と医師会との協力体制が構築されつつある。筆者は1年半前から本連載でも早期診断、即治療を呼び掛けてきたが、よくやくその体制が本格的に整備されることになった。筆者はこれまでに約600人の自宅療養者の往診や24時間管理に携わってきた。既に日本在宅ケアアライアンスなどから自宅療養者の診療ガイドラインが出ているが、今回は、講習会やガイドラインではあまり語られていない自宅療養者の診療のコツを紹介したい。コロナ対応は初めて、という先生の参考になれば幸いである。

開業医のコロナ診療というと「往診」をイメージして、気が進まない人がいるかもしれない。しかしコロナ診療は電話によるオンライン診療がメインで、極端な話、往診をしなくても自宅療養者のフォローは可能だ。本稿ではコロナ対応を、①診断、②治療、③自宅療養者の管理─の3つに分けて述べる。どれか一つでもできるものから対応して頂ければ幸いだ。

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