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「オプジーボ」の薬価を50%引下げへ ─ 「16年度緊急薬価改定」【高額薬剤問題】

No.4831 (2016年11月26日発行) P.8

登録日: 2016-11-16

最終更新日: 2016-11-22

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  • 中央社会保険医療協議会総会(田辺国昭会長)は16日、急激な市場規模の拡大により医療保険財政への影響が懸念されている、がん免疫療法薬「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)を対象に「2016年度緊急薬価改定」を行い、薬価を50%引き下げることを了承した。

    16日の総会でオプジーボの50%引下げを提示した厚労省保険局の迫井正深医療課長(手前から2人目)

    「オプジーボ」は根治切除不能な悪性黒色腫を効能効果として、14年9月に薬価収載された。対象患者数が470人の希少がんだったことから、点滴静注20mg15万200円、100mg72万9849円と高額な薬価が設定された。その後、非小細胞肺がんや腎がんに対する効能・効果の追加により市場規模が急激に拡大したため、医療保険財政への影響が問題視され、今回の緊急薬価改定で薬価が50%引き下げられる。オプジーボの薬価は、点滴静注20mg7万5100円、100mg 36万4925円となる。厚生労働省は11月中に新薬価を告示、現薬価で仕入れた在庫への配慮から来年2月1日に適用が開始される。 

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