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関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」が潰瘍性大腸炎に適応拡大へ―新薬情報

登録日: 2018-05-07

最終更新日: 2018-05-01

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薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は427日、関節リウマチ治療薬「ゼルヤンツ」(一般名:トファシチニブクエン酸塩、ファイザー)について、潰瘍性大腸炎への適応拡大を了承した。近く正式に承認される見込み。

追加が了承された効能・効果は「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入および維持療法」で、ステロイド製剤や抗TNF製剤などの既存治療で効果不十分な場合に限られる。同薬は炎症性サイトカインの発現を抑制するヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬の経口剤。承認されれば潰瘍性大腸炎に適応を有する初のJAK阻害薬となる。臨床上では、抗TNF製剤の「レミケード」(インフリキシマブ)、「ヒュミラ」(アダリムマブ)、「シンポニー」(ゴリムマブ)と同様に、既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療選択肢の1つに位置づけられる。

■近く承認が見込まれる医薬品

ボトックス注用50単位、同100単位(A型ボツリヌス毒素、グラクソ・スミスクライン):痙攣性発声障害

ゼルヤンツ錠5mg(トファシチニブクエン酸塩、ファイザー):中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入および維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)

■公知申請が可能と判断された医薬品の効能・効果(27日付で保険適用)

ドブトレックス注射液100mg、同キット点滴静注用200mg、同600mg(ドブタミン塩酸塩):心エコー検査における負荷

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