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国内5剤目のSGLT2阻害薬が承認へ ［薬食審第一部会］
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は4月25日、田辺三菱製薬の「カナグル錠100 mg」（一般名=カナグリフロジン水和物）、ユーシービージャパンの「イーケプラ点滴静注500mg」（同=レベチラセタム）の2成分2品目について、承認して差し支えないとの結論をまとめた。
このうち、「カナグル錠」は国内5剤目の2型糖尿病に用いるSGLT 2阻害薬。腎臓の近位尿細管で糖の再吸収を担うタンパク質「SGLT 2」の働きを選択的に妨げることで糖を尿へ排出し、インスリンに依存せずに血糖値を下げる。
同部会ではこのほか、小野薬品工業の「グラクティブ錠」とMSDの「ジャヌビア錠」（両剤ともDPP-4阻害薬、一般名=シタグリプチンリン酸塩水和物）の効能の一部変更が承認された。両剤は食事療法や運動療法、他の経口血糖降下薬の効果がない場合に用いるとされてきたが、併用療法の有効性が確認されたため、処方条件が緩和され、単に「2型糖尿病」となる。