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SGLT2阻害薬で重篤な副作用 - 糖尿病学会が注意喚起
日本糖尿病学会の「SGLT2阻害薬の適正使用に関する委員会」は13日、SGLT2阻害薬を巡り重症低血糖などの重篤な副作用が販売開始後約1カ月の間に発生していることから、低血糖への留意や高齢者への慎重な投与などを求める注意喚起を学会HP（http://www.jds.or.jp/）で発表した。
今年4月には国内初のSGLT2阻害薬「スーグラ」が発売され、これまでに計4剤のSGLT2阻害薬が販売されている。
注意喚起では、重篤な副作用として主に、重症低血糖が4例、ケトアシドーシスが1例、脳梗塞が3例、全身性皮疹が7例報告されていると指摘。
「因果関係など情報に不十分な点はある」とした上で、インスリン分泌促進薬やインスリンと併用する場合、低血糖に十分留意し、それらの薬剤を減量することや、高齢者への投与は慎重に適応を考えた上で開始することを推奨。脱水防止策を講じることや、治験で発生した尿路・性器感染症への発見に努めることなどを求めている。
併用薬については「他に2剤程度までの併用が当面推奨される」とした。