厚生労働省は1日、2017年9月調剤分の調剤レセプト(電算処理分)の分析・集計結果を公表した。医科診療所全体の後発品使用割合を数量ベースでみると69.1%、薬剤料ベースでは19.8%だった。診療所の主な標榜科別にみると、産婦人科と耳鼻咽喉科では数量ベース、薬剤料ベースのいずれも高く、小児科、整形外科、皮膚科ではいずれも低い傾向がみられた。
診療所の主な標榜科を数量ベースの後発品使用割合の高い順に並べると、産婦人科(75.0%)、耳鼻咽喉科73.7%、眼科(72.2%)、内科・外科(70.2%)、整形外科(66.3%)、皮膚科(66.1%)、小児科(65.9%)―となった。薬剤料ベースでは、耳鼻咽喉科(27.6%)、産婦人科(24.5%)、外科(21.3%)、内科(20.4%)、小児科(19.6%)、皮膚科(19.3%)、整形外科(18.6%)、眼科(17.1%)―の順だった。
診療所の後発品処方割合(数量ベース)を都道府県別にみると、最も高い沖縄県(80.0%)と最も低い徳島県では(61.6%)では18.4ポイントの差があった。小児科、皮膚科、眼科では、都道府県ごとの使用割合に大きなバラツキがみられた。