厚生労働省は6月16日、後発医薬品271品目の薬価収載を官報で告示した。収載は翌17日。
初めて後発品が収載されたのは、別掲の8成分145品目。抗精神病薬のオランザピン(先発品=ジプレキサ)は21社の105品目が収載された。
薬価算定ルールの見直しを受け、新規後発品薬価は原則として先発品の0.5掛けで算定されるようになった。ただし、内用薬で同一規格の収載銘柄数が11以上のものは0.4掛けで算定。さらに、新薬創出等加算対象品目は、加算分を先発品薬価から差し引いて0.5または0.4掛けを行うため、先発品との薬価差が大きい品目もみられるようになった。
オランザピンのうち錠剤の薬価は同加算分を差し引いた上で0.4掛けとなり、10mg錠が158.4円と先発品(489.8円)の約3割に。抗真菌薬のボリコナゾール(先発品=ブイフェンド)は、同加算分を差し引いた上で0.5掛けとなり、50mg錠が481.6円と先発品(1139.2円)の約4割になった。