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妊産褥婦のメンタルヘルス診療

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●執筆
久保隆彦(代田産婦人科名誉院長)

●商品説明
判型:A4判
頁数:39頁
発行日:2021年6月17日
1,650円(税込)

●内容紹介
なぜ今、妊産褥婦のメンタルヘルス診療が重要なのか。著者は「妊産褥婦のメンタルヘルス障害に起因する社会問題が多発し、しかもわが国ではメンタルヘルスに配慮した周産期の対応がきわめて少ないから」と指摘します。特に、児童虐待、自殺の問題は深刻です。著者は、厚労科研研究班の班長を務めた際に妊産褥婦のメンタルヘルスリスク因子を明らかにし、さらに、メンタルヘルスを評価・介入する産婦健診の必要性を提言。現在、全国でこの提言を踏まえた産婦健診が広がっています。そこで本コンテンツでは、研究班での研究成果を紹介するとともに、メンタルヘルスに配慮した診療の実際を解説。妊娠前、妊娠初期、妊娠中期、入院時、産後2週間後の健診、1カ月後の健診、1年以内の診療時という、それぞれのタイミングで必要な対応を詳述しています。産科医のみならず、精神科医、小児科医、看護師・保健師など、母子を支える医療職必読です。

●著者コメントはこちら→https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=17605

【目次】
1.妊産褥婦のメンタルヘルス診療の重要性
 1)核家族がもたらす育児の問題
 2)女性の社会進出がもたらすマタハラ・パワハラ問題
 3)妊産褥婦の自殺
 4)児童虐待の増加
 5)精神疾患合併あるいは既往精神疾患妊婦の増加
2.妊産褥婦のメンタルヘルス研究(久保班)
 1)概要
 2)研究から得られたエビデンス
 3)研究からの提言
3.妊産褥婦のメンタルヘルス診療での注意点
 1)エジンバラ産後うつ質問票(EPDS)の限界と問題点
 2)EPDSの活用法
 3)産婦健診の問題点と対応法
4.妊産褥婦のメンタルヘルスに配慮した診療の実際
 1)妊娠前の診療時
 2)妊娠初診時
 3)妊娠中期の診療時
 4)分娩のために入院時の診療
 5)産後2週間の産婦健診時
 6)産後1カ月の産婦健診時
 7)産後1年以内の診療時
 8)まとめと問題点
〈付録〉
1.育児の三原則(久保流)
2.妊娠中・育児期の薬物療法

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