●執筆
伊藤健太(あいち小児保健医療総合センター総合診療科)
●商品説明
判型:A4判
頁数:22頁、図1点、表5点
発行日:2023年8月30日
価格:990円(税込)
※本商品は「週刊 日本医事新報」5179号の特集を再構成したものです
●内容紹介
▷COVID-19流行によって、検査の意味合いや診療における位置付けが変わってきました。そこで、いま一度、迅速抗原検査(RADT)について、何が問題となるのか、また、検査特性の考え方と実施する際に考えるべきことをまとめて頂きました。
▷「RADTは全般的に感度が高くない(疾患を持つ人のうちRADT検査陽性になる人の割合がおよそ60%)」「陽性的中率・陰性的中率は有病率に左右される(有病率0.01%だった場合、陽性的中率0.31%で限りなく偽陽性)」「誰を対象にして行った研究で導き出された感度・特異度なのか(日本の成人で、発症後12時間未満で行われたインフルエンザPCR検査陽性患者中、インフルエンザRADTの陽性率は38.9%)」といった検査精度に関わる具体的なピットフォールを示しました。
▷ピットフォールをふまえ、RADTを有効に活用するための有病率の想定方法も解説。検査キットの種類と保険点数、算定条件を一覧表でまとめています。
▷コストとベネフィットを考慮し、検査の特性を理解したうえで、迅速抗原検査を使いこなしましょう!
【目次】
Introduction
はじめに
1.小児感染症で保険適用の迅速抗原検査(RADT)〜種類とコストの話
2.検査精度とは─感度・特異度、的中率、尤度比
3.事前確率(有病率)の想定方法
4.RADTの目的をはっきりと〜医学的か公衆衛生的か
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