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「型」が身につく 蛋白尿・血尿の診かた・考えかた

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序 文

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【項目の色分けについて】

 Basic:尿検査をこれから学びたい人(初学者・初心者)向け。尿検査の「型」(評価・解釈法)の原則を解説しています。ここを読むことで,本書のコンセプトや,最低限知っておきたい内容を把握することができます。

 Advanced:尿検査のことをある程度知っていて,より深く知りたい人,あるいは専門医を目指す人(中級者)向け。「Basic」と併せて読むことで,尿検査についてかなり詳しくなれます。

第1章 ちょっと待って!その患者さんの尿検査 しなくて大丈夫?

1 そうだ,尿検査をしよう─尿検査の疑問解決はこれ1冊で大丈夫 坂井正弘

2 様々な臨床場面における尿検査の有用性 清田雅智

第2章 シナリオ こんな蛋白尿・血尿で困っていませんか?

1 健診で蛋白尿が指摘された症例 坂井正弘

2 健診で血尿が指摘された症例 遠藤慶太

3 健診で蛋白尿・血尿が指摘された症例 東野 誠

4 肉眼的血尿を主訴に来院した症例(20歳代) 高野敬佑・髙須二郎

5 肉眼的血尿を主訴に来院した症例(70歳代) 堀川武宏・髙須二郎

6 徐々に蛋白尿が増悪した外来患者(40歳代) 林野 翔

7 蛋白尿・血尿を新規に指摘された外来患者 吉野かえで

8 徐々に蛋白尿が増悪した外来患者(80歳代) 東野 誠・吉野かえで

第3章 CQ こんなに簡単でいろいろわかる尿検査

1 尿で何がわかるの?─鑑別診断を考えた上で尿検査でさらにグレードアップ 志水英明

2 いつ尿検査を行うことを想起するの? 志水英明

3 蛋白尿って何?なぜ蛋白尿が出るの?どの疾患を考える? 青山雅則

4 いつ尿蛋白の定量を行うべき? 羽深将人

5 外来で1日尿蛋白量を推定する方法は? 吉野かえで

6 血尿って何?なぜ血尿が出るの?どの疾患を考える? 青山雅則

7 早朝尿を採取する意味は? 清水英樹

8 蛋白尿・尿潜血が偽陽性・偽陰性になるシチュエーションは? 堀川武宏

9 尿比重は何を反映しているの? 廣瀬知人

10 尿沈渣はいつ提出すべき?何がわかるの? 宮内隆政

11 尿細胞診はどの程度あてになるの? やっぱり出したほうがいいの? 髙須二郎

12 3歳児検尿・学校健診における尿検査の意義は? 金森 透・小野 真

13 妊婦健診における尿検査の意義は? 梶原麻実子

14 尿検査って実際にどう扱われているの? 池田達弥・吉野かえで

15 尿検査と診療報酬 伊藤慎介

第4章 CQ 本当に放っておいて大丈夫? その蛋白尿・血尿・腎機能障害

16 蛋白尿・血尿があると予後が悪いの? 西谷喜治

17 経過観察が許される尿蛋白・尿潜血陽性のシチュエーションは? 西谷喜治

18 いつ病診連携・腎生検を想起するの? 坂井正弘

19 腎生検ってどんな意味があるの?何がわかるの? 上野智敏

20 蛋白尿がある場合の鑑別の進め方は? 高野敬佑

21 血尿がある場合の鑑別の進め方は? 高野敬佑・面野 寛

22 血尿がある場合,尿蛋白定量に影響するの? 原 崇史

23 尿定性で蛋白陰性─本当に蛋白尿はない?  東野 誠・北村浩一

24 尿検査異常はそれほどない腎機能障害は放っておけばいい? 佐々木彰

25 尿検査異常・腎機能障害がある場合に腹部超音波検査等の画像検査はどのような意味があるの? 北村浩一

第5章 CQ かかりつけ医に知ってほしい 蛋白尿・血尿を呈する腎疾患のこれだけは!

26 蛋白尿・血尿を呈する,かかりつけ医が知っておくべき腎疾患とは? 坂井正弘

27 腎硬化症のillness script 林野 翔

28 糖尿病性腎症のillness script 林野 翔

29 慢性腎炎症候群とIgA腎症のillness script 髙原久嗣

30 急性腎炎症候群と急速進行性糸球体腎炎のillness script 北村浩一

31 ネフローゼ症候群のillness script 北村浩一

32 尿所見から腎疾患を推測する 志水英明

第6章 CQ あなたは知っていますか? 蛋白尿・血尿をフォローする上で大切なこと

33 蛋白尿をどう治療するの?エビデンスをふまえて 羽深将人

34 血尿をどう治療するの?エビデンスをふまえて 遠藤慶太・面野 寛

35 プライマリ・ケア医は蛋白尿・血尿をどのような検査でフォローアップするの?フォロー間隔は? 岩堀本一

36 専門病院からみた望ましい病診連携とは? 最良の病診連携に結びつく紹介状って? 坂井正弘

第7章 尿検査・蛋白尿・血尿をより深く知りたいあなたのために

1 尿糖陽性とその病的意義は? 三石正憲・目黒 周

2 尿路感染症や尿路結石で特徴的な尿所見とは? 遠藤慶太

3 かかりつけ医が押さえるべき効率的なCKD管理 廣瀬知人

4 膠原病診療と蛋白尿・血尿 岩波慶一

5 パラプロテイン血症と腎疾患─尿定性で引っかからなくても疑う? 水野真一

6 肥満関連腎症ってどんな病気? 徳山博文

7 SGLT2阻害薬って腎臓病にいいの? わかっていることとこれからの展望 鈴木利彦

8 患者のために知っておきたい 指定難病と医療費助成制度 伊藤慎介

付 録

1 紹介状サンプル 坂井正弘

2 尿検査/蓄尿検査 池田達弥・吉野かえで

3 フォローアップ時の注意事項 池田達弥・吉野かえで

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