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臨床研究にはじめて挑戦する大学院生や指導者のための 学会発表・医学英語論文執筆のトリセツ

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はじめに

本書の使い方

第1章 研究の進め方

1 日本語の学会発表と英語の論文執筆の相性はバツグン!?
2 論文の種類

1)原著論文は論文の花形!

2)症例報告は英文論文作成の初学者にもお勧め 

3)総説は中上級者向け

4)それぞれの執筆ガイドラインを見てみよう

3 研究テーマの決め方

1)研究テーマを決める第一歩 ─ 既報を読んで下調べ 

2)PubMed®による文献検索の実際 

3)Web of Scienceによる文献検索の実際 

4)医中誌による文献検索の実際 

5)症例報告に値する内容 

6)タイトルから見る症例報告の対象 

7)症例報告における個人情報への配慮 

8)臨床研究始めの一歩 ─ まずは少数の症例で下調べ 

9)二番煎じはだめか?

10)良い意味で金太郎飴でいこう!

11)多施設共同研究のメリットとデメリット

4 主要な統計手法に触れてみよう

1)主要な統計用語・統計手法

2)統計ソフトは何を使用する?

3)十分なサンプル数があるか?

4)十分な観察期間があるか?

5)公平な対象と判定方法の選び方

6)カイ二乗検定

7)Student T検定・Mann-Whitney U検定

8)生存分析 ─ Kaplan-Meier曲線

9)クロスオーバー比較試験

10)データベースの作り方

第2章 学会発表の方法

1 温故知新・不易流行 
2 スライドやポスターの構成要素と型

1)発表スライドやポスターには型がある 

2)一般演題のスライドやポスターの構成要素

3)スライドの枚数 ─ less is more!

4)症例報告のスライドやポスターの構成要素 

3 口頭発表スライドの作成方法のTIPS

1)寸劇のごとく一瞬でわかるスライドを!!

2)考察は必要か? 

3)すべてを書かず箇条書きが基本

4)引用も忘れずに

5)結果では読める表やグラフを使用する

4 ポスター発表の作成方法のTIPS

1)横長と縦長のポスター 

2)デジタルポスターと紙のポスター 

5 スライドやポスターの体裁

1)背景色と文字の色 

2)文字の種類 ─ serif体とsan-serif体 

3)文字の大きさは28ポイント!? 

4)PowerPointのテンプレートはあえて使わない 

5)人の振り見て我が振り直せ

6)会場によらないスライドづくりを

6 文字よりグラフや表を上手に使おう

1)論文グレードの画像の撮り方 

2)Kaplan-Meier曲線のグラフ

3)圧倒的に頻回に用いられる棒グラフ

4)箱ひげ図は連続変数に使おう

5)円グラフ問題

6)表の作り方

7 発表練習の方法

1)質疑応答と想定問答集

2)リハーサルをしながら校正 

3)噛んでしまう箇所はスライドが悪い 

4)練習は嘘をつかない ─ 10回はリハーサルをしよう 

5)時間厳守はとても大切 

6)英語表記のスライドを用いた日本語での発表

8 上級演題の発表に挑戦 ─ 長時間の発表方法

1)長時間の発表には「the rule of 3」

2)シンポジウム・パネルディスカッション・ワークショップの違い

3)イラスト・アドリブ・余談は本当に必要?

4)キースライドは宣言しよう

5)最後の10分を猛練習しよう

6)終わりよければすべてよし ─ acknowledgementスライド

9 プレゼンテーション本番に向けて

1)トラブルシューティング ─ 最悪の場合に備えてバックアップを

2)プレゼンテーションのスタートはスポーツ選手も多用するルーチンから 

3)ポインターの使い方

第3章 英文論文執筆の方法

1 米国の小学校低学年の授業で習うトピック・センテンスとは?
2 論文の査読のプロセス─ピア・レビューとは?

1)ピア・レビューとは 

2)ピア・レビューのプロセス  

3 症例報告の論文執筆方法

1)症例報告の執筆順 

2)CAREチェックリストを見てみよう 

3)BMJ Case Reportsのテンプレートを使用してみよう 

4)症例報告 ─ introduction執筆の型 

5)症例報告 ─ 症例提示執筆の型 

6)症例報告 ─ discussion執筆の型 

4 IMRADで書こう

1)論文の型IMRADで執筆する

2)必ずしもIMRADの順番で執筆しなくてもよい

3)introduction執筆の型

4)methods執筆の型

5)results執筆の型

6)discussion執筆の型

7)conclusion執筆の型

5 IMRADができてもまだ安心してはいけません

1)abstract執筆の型

2)titleはさりげなく魅力的に 

3)table執筆の型

4)figureとfigure legends執筆の型 

5)タイトルページなどその他の記載事項

6)文字数との戦い

7)参考文献はどのように選んでいますか?

6 論文執筆に英語力は必要か? 

1)英語の基本5文型は最低限守ろう 

2)時制や冠詞も本当は大切ですが…… 

3)難解な文章を書く必要はない 

4)シソーラスを使ってみよう

5)コロケーション

7 さあ投稿しよう

1)英文校正 

2)憧れるのをやめて投稿する雑誌を決める

3)カバーレター作成にも時間をかけるべき!? 

4)投稿サイトから投稿しよう 

5)一流誌に載せたければリジェクトは避けられない

8 投稿後に行う作業

1)査読の催促のタイミング 

2)リバイズとpoint-by-point replies 

3)査読者の要求には可能な限り対応する 

4)アクセプトの報告後にすること ─ ゲラ校正 

① funnel plotとforest plot

② PICO,PECO,FINER

③ 抗体選択

④ 日本で当たり前のことが欧米で認められる!?

⑤ 遺伝子の表記方法

⑥ 多施設共同研究のデータ入力

⑦ ROC曲線と散布図

⑧ P値0.05,両側検定,帰無仮説

⑨ 利益相反(COI)

⑩ 凡例の表示方法

⑪ 1分・3分プレゼンテーション

⑫ ユニバーサルカラー

⑬ アニメーションにするなら紙芝居も1つの方法 

⑭ オンライン発表のスライド作成

⑮ 16:9のスライド

⑯ アナウンサーから発表の極意を学ぶ

⑰ スライドのタイミングの消し方

⑱ 座長を頼まれたら

⑲ 悪徳雑誌に関して 

⑳ NEJMの「Case Records of the Massachusetts General Hospital」 

㉑ 捏造・改ざん・盗用に関して 

㉒ 一昔前の論文 ─ FedEx®による郵送

㉓ 推敲は大事です

㉔ 査読者の提案 

① meta-analysisやmetastasisの発音

② 「寿限無」のような文章は名文だが迷文!?

③ apples and oranges

④ wording

⑤ スマートフォンを使った発音練習

⑥ 英語と日本語の相違例

⑦ 英語での学会発表 

⑧ 下書きは英語?日本語? 

⑨ methodsでよく使われる副詞「briefly」

⑩ conclusionの決まり文句

⑪ 意外と間違われるdiscussという動詞の使い方

⑫ 過去形と現在形では逆の意味!?

⑬ transitional words

⑭ 使用語彙と理解語彙

⑮ significant

⑯ ChatGPT,Grammarly,Wordの文法チェック

① 和文論文をうまく利用する

② PubMed®で連続する単語などを効率良く検索する方法

③ EZRでカイ二乗検定とFisher正確確率検定

④ EZRでtable1を作成

⑤ EndNoteTMを利用しよう 

⑥ 2つ以上の論文を抱えたとき ─ マルチタスクのこなし方

⑦ 多くの上質な論文に触れるためには

⑧ 共著者リストを作成しておく 

⑨ 別の雑誌への再投稿 


おわりに

著者略歴

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