中央社会保険医療協議会総会(田辺国昭会長)は8日、新医薬品11成分17品目の薬価収載を承認した。収載は15日の予定。
今回の品目には、薬価収載が見送られていたがん免疫療法薬「キイトルーダ」(一般名:ペムブロリズマブ)が含まれる。キイトルーダの効能効果は、PD-L1 陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌と根治切除不能な悪性黒色腫。薬価算定には「オプジーボ」(一般名:ニボルマブ)を対象に類似薬効比較方式を採用し、オプジーボの1日薬価(3万9099円)に合わせ、20mg0.8mL1瓶が8万4488円、100㎎4mL1瓶が41万541円と算定された。補正加算と外国平均価格調整は適用されなかった。販売元のMSDはピーク時売り上げを年間544億円と推計している。
また、キイトルーダの薬価収載に合わせ、PD-L1 タンパク免疫染色(免疫抗体法) 病理組織標本作製が臨床検査として保険適用された。
テクフィデラカプセル(一般名:フマル酸ジメチル)
リンゼス錠(一般名:リナクロチド)
ヤーズフレックス配合錠(一般名:ドロスピレノン/エチニルエストラジオール ベータデクス)
オテズラ錠(一般名:アプレミラスト)
ジメンシー配合錠(一般名:ダクラタスビル塩酸塩/アスナプレビル/ベクラブビル塩酸塩)
ベムリディ錠(一般名:テノホビル アラフェナミドフマル酸塩)
リアメット配合錠(一般名:アルテメテル/ルメファントリン)
オビドレル皮下注シリンジ(一般名:コリオゴナドトロピン アルファ)
モゾビル皮下注(一般名:プレリキサホル)
パーサビブ静注透析用(一般名:エテルカルセチド塩酸塩)
キイトルーダ点滴静注(一般名:ペムブロリズマブ)