薬価制度の抜本改革の一環として、通常の薬価改定の中間年にも改定が実施される。対象は「価格乖離の大きいもの」。主なターゲットとされる後発医薬品の乖離率は、直近のデータ(2015年9月の薬価調査)で約28%。内用薬が28.3%、注射薬が28.0%だった。対応する先発品の乖離率はそれぞれ8.9%、8.8%となっており、後発医薬品の乖離率の大きさが際立っている。また13年9月調査時と比べ、乖離率が大きくなっている。
政府は医療費抑制のため後発医薬品の使用を促進しているが、置き換えによる推計効果額は、05年度の2117億円から15年度は9412億円と、大幅に増加している。
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