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偽造医薬品問題に一言!【聞かせてください!現場のホンネ】(70)

No.4856 (2017年05月20日発行) P.23

登録日: 2017-05-22

最終更新日: 2017-05-17

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  • C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が正規の流通ルートを介して患者に調剤され、患者が服用前に錠剤の異変に気付き偽造が発覚するという問題が起こりました。発覚した偽造品は外箱と添付文書がなく、卸売販売業者による仕入れ先の記録管理も適切に行われていませんでした。この問題に対する読者の先生方のご意見を募集しました。


    今回のアンケートでは、101人の読者の先生方からご回答をいただきました。

    まず多かったのは「驚き」の反応。調剤薬局の薬剤師というプロから偽造品が患者の手に渡った点、流通管理体制の甘さにびっくりしたという声が多数上がりました。

    同じくらい多かったのが、偽造品流通に関わった業者と薬局のモラル低下を嘆く声と、関係者に対する厳い処罰を望む声。一連の事案の要因に関しては「高額薬剤だから狙われた」との意見が複数寄せられました。

    偽造品対策としては、「一見の売り込みは危険」という心掛けから、食品流通同様のトレーサビリティーの導入を求める声まで幅広い提案が寄せられた一方、実物の薬剤を見たことがない医師も多く、「薬局を信じるしかない」との声もありました。

    厚生労働省は偽造品対策の検討を進めており、現場の驚きと憤りを解消できる流通管理体制の改善が望まれます。

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