厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会はこのほど、下掲の9成分23品目について、承認して差し支えないとの結論をとりまとめた。
ノバルティスファーマの「ジカディアカプセル」は、クリゾチニブ(販売名=ザーコリ)の治療歴を有する未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌を適応とするチロシンキナーゼ阻害薬。ザーコリと同様、処方医が患者に「患者カード」を渡し、薬剤師がカードを確認して調剤する。
第二部会ではこのほか、伏見製薬所の「コロンフォート内用懸濁液」の承認も了承。大腸CT検査前に投与することで腸管内の残渣と腸管組織の識別が可能になるため、前処置で腸管洗浄が不要になる。
また、阪大微生物病研究会の乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」は、「50歳以上の者に対する帯状疱疹」への適応の追加が了承。承認されれば国内初の帯状疱疹予防ワクチンとなる。