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カラー図解 人体の正常構造と機能 【全10巻縮刷版】 改訂第5版

高度な内容をやさしく学べる画期的な教科書 ★電子書籍付き★

定価:19,800円
(本体18,000円+税)

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編集: 坂井建雄(順天堂大学特任教授・解剖学)
編集: 河原克雅(北里大学名誉教授・生理学)
判型: 四六倍判
頁数: 904頁
装丁: カラー
発行日: 2025年01月29日
ISBN: 978-4-7849-3182-8
版数: 第5版
付録: 電子書籍のダウンロード権(シリアル番号)が付いています

シリーズ累計25万部突破!! さらにわかりやすくなった改訂版
スマートフォン・タブレットで閲覧できる電子書籍つき


臓器別に編集した全10巻のシリーズを一冊にまとめた縮刷版。
解剖学・生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として評判を呼び、シリーズ総発行部数は25万部にのぼります。
最新の知見に基づいて内容を更新するとともに、さらに読みやすく、わかりやすい教科書をめざしました。

図解を中心とした構成 フルカラーの図解を中心に構成したビジュアルな紙面。どの教科書よりも図が豊富でわかりやすいとの評価をいただいています。
見開き完結 ひとつのテーマが見開きで完結するよう編集。重要事項をコンパクトにまとめてあり、読みやすく理解しやすい。
解剖・組織・生理の連携 図解に沿ってマクロ・ミクロの構造を学び、その構造がどのような機能を果たしているのか、その構造や機能を支えている物質は何かを、順を追って学習できるよう構成しました。読み進めていくうちに、各臓器の構造と機能のつながりが実感できます。

★読者特典★ 本書の全ページをスマートフォン・タブレットで閲覧できます。AppStore/GooglePlayストアで「人体の正常構造と機能」を検索し、専用アプリ(無料)をダウンロードしてください。iOS 11以上、Android 5以上に対応。目次・索引・検索・しおり機能で読みたいページに素早くアクセスできます。購入前に試用したい方のために、アプリ内にサンプルページがあります。

診療科: 基礎医学 解剖学

目次

第1章 呼吸器
呼吸器系の概観
鼻腔
喉頭
気管・気管支
呼吸器系の発生
肺胞とガス交換
換気と血流
血液によるガス運搬
呼吸による酸塩基調節
肺循環
肺と呼吸運動
肺気量と呼吸の力学
肺の代謝機能と防御機構

第2章 循環器
循環器系の概観
心臓
心筋の興奮と収縮
全身の動静脈
毛細血管・リンパ系
循環動態の調節
循環器系の疾患
心臓・大血管の発生

第3章 消化管
消化管の概観
顎・口腔
咽頭
食道

小腸
栄養素の消化と吸収
大腸
消化管の病態
消化管と腹膜の発生

第4章 肝・胆・膵
腹部内臓の概観
肝臓・胆嚢
代謝
胆汁
膵臓
膵液
血糖の調節
肝・胆・膵の発生

第5章 腎・泌尿器
人体の中の腎臓
腎臓の概観
腎小体(糸球体とボウマン嚢)
尿細管
腎循環
水・電解質・pHの調節
尿管・膀胱
泌尿器系の発生

第6章 生殖器
生殖器の概観
男の生殖器
女の生殖器
骨盤底・会陰
妊娠・分娩
思春期と更年期
生殖器の発生

第7章 血液・免疫
血液の組成
造血
物質輸送;赤血球
止血機構;血小板と凝固因子
生体防御(1)食細胞と自然免疫
生体防御(2)リンパ球と適応免疫
生体防御(3)免疫の異常
生体防御(4)リンパ器官

第8章 内分泌
内分泌系の概観
視床下部と下垂体
甲状腺・副甲状腺(上皮小体)
副腎
性腺・松果体

第9章 神経系(1) 中枢神経系の構造・高次神経機能・運動系
神経系の概観
神経系における情報伝達の仕組み
脳・脊髄の構造
高次神経機能
運動系
脳・脊髄を包む構造
脳循環
神経系の発生

第10章 神経系(2) 末梢神経系の構造・自律神経機能・感覚系
脊髄神経
自律神経
脳神経
体性感覚
視覚
聴覚と平衡覚
嗅覚と味覚
外皮

第11章 運動器
運動器の概観
骨格系
筋系
上肢
下肢
体幹
頭部

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序文

本書の初版は2008年に刊行され、解剖学と生理学の高度な内容をやさしく学べる教科書として、多くの方たちに迎え入れられました。その後、2012年に第2版、2017年に第3版、2021年に第4版が出版され、今回の第5版は4年ぶりの改訂となります。
解剖学と生理学は、けっして難しい学科ではありません。人体という1つの対象を、構造と機能という別の側面から眺めるもので、2つの学科の間には深い関連があります。そういった構造と機能の関連、全身の器官系の間の関連が見えてくると、これほど分かりやすく面白いものはありません。そしてこのアプローチは、細胞生物学や分子生物学の進歩とともに、また発展した臨床医学との関連においても、さらに重要になってきています。とはいえ、これまでの教科書は、解剖学と生理学が別々に編集されているために、相互の関連が分かりにくいという欠点がありました。
本書のもとになった『カラー図解 人体の正常構造と機能』シリーズ全10巻は、人体の構造と機能を臓器ごとにまとめて編集し、それぞれの分野で先端的な研究を行っている解剖学と生理学に造詣の深い専門家が協力して執筆しました。シリーズ全体の監修は坂井と河原が行いました。幸いにも読者の支持を得て、これまでの総発行部数は25万部にのぼります。今回の改訂においても、新たに数名の執筆者に加わっていただき、最新の知見に基づいて内容を更新しました。その一方で、初版からの特長である読みやすさは堅持し、初学者にとってより一層分かりやすい教科書を目指しました。
本書の特色は、ページを開いてすぐに分かるように、フルカラーの図解を中心に構成されていることと、1項目を1見開きにおさめて解説していることです。各項目は、図解に沿って人体の構造を学び、その構造がどのような機能を果たしているのか、さらにその構造や機能を支えている物質は何かということを、順を追って関連づけながら学んでいけるよう配列してあります。精妙に構築され機能している人体の世界を、総合的な視野から眺めていただきたいと思います。 多くの方たちが、本書を通して解剖学と生理学の面白さと奥深さを学び、より高度な医学の学習に役立ててくれることを願っています。

2025年1月
著者を代表して 坂井建雄・河原克雅

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