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日医総研「第7回日本の医療に関する意識調査」から何が読みとれるか?[深層を読む・真相を解く(105)]

No.5041 (2020年12月05日発行) P.52

二木 立 (日本福祉大学名誉教授)

登録日: 2020-12-02

最終更新日: 2020-12-01

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日本医師会総合政策研究機構(以下、日医総研)は9月、「第7回日本の医療に関する意識調査」を発表しました(日医総研ワーキングペーパーNo.448。ウェブ上に公開)。本調査は2002年9月の第1回調査以来2~4年おきに実施されており、今回は2017年以来3年ぶりの調査です。今回は新型コロナウイルス感染症(正式名称はCOVID-19。以下、コロナ)が蔓延していた7月に、安全に万全の配慮をした上で、対面調査を実施したそうです(回答者数1212人)。これにより、第1回以来の調査方法の連続性が保たれた意義は大きいと思います。

本稿では、過去(特に第6回)の調査結果とも比較しながら、第7回調査から読みとれることを検討します。私はコロナ蔓延という非常時にもかかわらず、国民の医療に関する意識が安定していること、特に高い医療満足度と平等な医療への高い支持に注目しました。

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