1月のアンケートでは、日本医事新報創刊100年に因み「過去100年に国内で起きた医学・医療の出来事」の3大ニュースを募集しました。この100年は、関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災などの大規模災害、いくつもの感染症の流行、公害・薬害問題、インターン闘争、保険医総辞退など様々な出来事がありましたが、読者の皆さんが選んだニュースで最も多かったのは、現在進行中の大問題「新型コロナ感染症の流行」でした。
第2位は、京大の山中伸弥教授らによる「iPS細胞の開発」。第3位は、国内の感染症制御にも大きく貢献した「ペニシリンなど抗生物質の発見」。第4位は、1961年の「国民皆保険達成」。第5位は、種痘(ワクチン)による「天然痘撲滅」でした。このほか多かったのは「平均寿命世界一達成」「CTなど画像診断の進歩」などです。
1月のアンケートでは、日本医事新報/Web医事新報の読者・会員サービスに望むこととして「一発診断のようなパッと読んで身になるシリーズを増やしてほしい」(大阪・勤務医)、「Webで症例クイズや心電図クイズを」(神奈川・研修医)、「社会医学系の話題の定期的紹介」(三重・開業医)、「医師の転職情報のさらなる充実」(京都・勤務医)、「読者同士の交流(パーティーなど)」(東京・開業医)など、たくさんのご要望もいただきました。
「過去記事のデータベース化(アーカイブ)」を求める声も複数いただきましたが、サイト上に過去100年の主要記事をPDFで閲覧できる「Web版医療100年史」を開設しましたので、ぜひご利用ください。