□在宅療養支援診療所とは,24時間体制で在宅医療を行う診療所の保険診療上の名称である。平成18(2006)年の医療保険制度改革で診療報酬制度に盛り込まれた。一定の条件下に届出を行うことで標榜可能であり,診療報酬上も有利な扱いを受ける。
□平成24(2012)年の診療報酬改訂で,複数医師のいる診療所や,診療所間の連携で機能強化型在宅療養支援診療所という類型がつくられ,診療報酬の上乗せがされた。
□全国に診療所は10万件以上あるが,在宅療養支援診療所は徐々に増加して,平成25(2013)年7月1日の時点で1万4000件以上登録されており,連携強化型の診療所数が増加傾向にある(図)。しかし,登録だけをして在宅患者をみていない診療所もあり,実際に看取りを年に1人以上行う診療所数は半分以下であると推測される。
□在宅療養支援診療所の要件を示す(表1)。
□機能強化型在宅療養支援診療所の要件は2014年の診療報酬改訂でより厳しくなり,以下のようになった(表2)。
1190疾患を網羅した最新版
1252専門家による 私の治療 2021-22年度版 好評発売中
PDF版(本体7,000円+税)の詳細・ご購入は
➡コチラより