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地域包括ケアがネットワークであることに関わって留意すべきことは何か?─多職種連携を中心に[深層を読む・真相を解く(95)]

No.5002 (2020年03月07日発行) P.56

二木 立 (日本福祉大学名誉教授)

登録日: 2020-03-04

最終更新日: 2020-03-03

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私は2013年に「地域包括ケアシステム」について初めて論じた時から、その「実態は全国一律の『システム』ではなく『ネットワーク』であり、それの具体的在り方は地域により大きく異なる」ことを強調しました(「地域包括ケアシステムと医療・医療機関の関係を考える」本誌4630号:30-31頁)。

地域包括ケアの実態がネットワークであることは、その後、関係者・団体の共通理解となり、『平成28年版厚生労働白書』は、そのものズバリ「地域包括ケアシステムとは『地域で暮らすための支援の包括化、地域連携、ネットワークづくり』」(201頁)と記述しました。

本稿では、このことに関わって留意すべきと私が考えていることを3点述べます。

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