9月アンケートでは、診療方針決定をサポートする様々なツールのうち、読者の皆様が日常診療でよく利用する書籍・WEBサービスについてお尋ねしました。
利用率が最も高かったのは、医学書院が刊行している『今日の治療指針』の書籍版(回答者の64%が利用)。次いで、エルゼビア・ジャパンが運営するWEBサービス「今日の臨床サポート」が高い(38%が利用)という結果になりました。日本医事新報社が刊行する治療法ガイド『私の治療』は、認知度は70%と高いものの利用率は書籍版11%、WEB・電子版23%という状況でした。「その他」としては南江堂の『今日の治療薬』、Wolters Kluwer社の「UpToDate」、診療ガイドラインを公開している「Minds」を利用しているという声などが寄せられました。
書籍/WEBサービス(WEB・電子版)別に見ると、書籍の利用率は79%と依然として高いものの、大半の方(90%)は何らかのWEBサービスを利用していることがわかりました。書籍を利用する理由としては親しみや信頼感(「研修医時代から利用しており信頼が置ける」など)、WEBサービスを利用する理由としては利便性(「すぐに検索できて便利」など)を挙げる声が目立ちました。