□病院でなく在宅で最期を迎える意味を再確認する。前項でも述べたように,看取りは医療者のものではなく,あくまでも本人と家族のものである(「§2-43 看取りの後」参照)。また看取りの体験の共有を通して,地域共同体の中に歴史と文化が育っていく。
□死と看取りを通して,個を超えた全体へつながる契機を感じることができる,と言ってもよいかもしれない。
□我々は医療を通して人の死に関わるが,"死"そのものは医療の関わりにかかわらず人類とともに存在してきたものであり,今後も存在し続ける。
□看取りの日,看取りの場は,死を通して個と全体がつながる日であり,場であると言えるかもしれない。
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