日本医師会の横倉義武会長は9日の定例会見で、今年の重要案件の1つに夏の参議院選挙を挙げ、羽生田俊参院議員をはじめ自民党から出馬する社会保障関係議員の全当選に意欲を示した。
横倉会長は新年の挨拶の中で、5日に開かれた山口県の医療関係者による新年会に、日本歯科医師会、日本薬剤師会、日本看護協会の会長とともに参加したことや、その席で安倍晋三首相が医療に関する抱負を述べたことを報告。その上で横倉会長は「亥年は統一地方選挙、参議院選挙が行われる12年に一度の選挙の年であり、重要な案件が目白押しだ」と説明した。
さらに、重要案件の1つである7月の参議院選挙では、日本医師会の政治団体である日本医師連盟で羽生田俊参院議員(全国比例区)を組織内候補として推薦していることを紹介。目標投票数を「最低20万票」とし、「(当選に向けた)十分な感触は得ていないので、1月15日の日本医師連盟の執行委員会でしっかりお願いしたい」と述べるとともに「本人も全国を回っているので、会員の先生方にもしっかりお願いしたい」と強調した。
このほか、参院選では社会保障の関係議員として、武見敬三参院議員(東京)、古川俊治参院議員(埼玉)、尾辻秀久参院議員(鹿児島)、小松裕氏(長野)が出馬することを紹介し、「全員の当選のため努力する」と意気込みを示した。