日本医師会総合政策研究機構は9月17日、「医療関連データの国際比較―OECD Health Statistics 2019」と題するリサーチエッセイを公表した。これによると、2018年の日本の保健医療支出は59.9兆円(推計値)。国内総生産(GDP)に対する比率は10.9%で、経済協力開発機構(OECD)加盟36カ国中6位だった。
リサーチエッセイではまた、高齢化率と対GDP保健医療支出の関係について弱い相関があると指摘(相関係数0.364、米国を除くと0.508)。保健医療支出は全世代の支出であり、高齢化率と単純には比較できないが、日本は高齢化率からみて対GDP保健医療支出が高い水準にあるわけではないとしている。