37年ぶりとなる新設医学部として2016年4月に開学した東北医科薬科大(宮城県仙台市)に続き、国際医療福祉大の医学部が2017年4月、千葉県成田市に新設される。8月31日に文部科学大臣が正式に設置を認可した。新設医学部の概要を紹介する。
正式な認可を受け国際医療福祉大が同日に発表したコメントに「10年前より新しい医学教育の実現をめざして議論を重ねてまいりました」とある通り、同大は2007年に学内での議論を始めて以来、医学部新設構想を進めてきた。2013年に成田市と共同で政府に「国際医療学園都市構想」を提案。政府の国家戦略特別区域諮問会議で特区として医学部を設置することが2015年11月に認められた。
一方、日本医師会や全国医学部長病院長会議は「まずは医師養成数の議論が必要」などの理由から、繰り返し特区での医学部新設に反対を表明している。
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