内閣改造で新厚生労働相に就任した塩崎恭久元内閣官房長官は4日、「経済こそ最優先という中で何ができるか考え、全力を挙げたい」と抱負を述べた。
塩崎氏は日本銀行出身。経済企画庁長官などを歴任した父・潤氏の地盤を引き継ぎ、1993年、愛媛1区から衆院選に出馬し初当選。安倍首相と親交が深いとされ、第1次安倍内閣では官房長官を務めたほか、全病院にがん患者情報の登録を義務づける「がん登録法」(2016年1月施行)の立法で中心的役割を担った。
今後の医療政策については一方、「医療費抑制は絶対必要だが、いま方向性を言うべきではない」と述べるにとどまっている。
内閣改造では、副大臣に山本香苗参院議員(公明)と永岡桂子衆院議員(自民)が就任。政務官には橋本岳衆院議員と高階恵美子参院議員(ともに自民)が就いた。