監修: | 加藤 征(元東京慈恵会医科大学教授) |
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判型: | B5判 |
頁数: | 280頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2019年02月09日 |
ISBN: | 978-4-7849-1174-5 |
版数: | 第7版 |
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第1章 運動系
Q1 運動系とは
Q2 骨の構造
Q3 骨の形による分類
Q4 椎骨の形態と脊柱の弯曲
Q5 胸郭を構成する骨と呼吸運動
Q6 上肢骨と下肢骨の比較
Q7 骨盤を構成する骨と性差
Q8 脳頭蓋と頭蓋底
Q9 眼窩と他部位との交通
Q10 翼口蓋窩の位置,他部位との交通
Q11 鼻腔を囲む骨
Q12 骨の連結
Q13 関節の一般的構造
Q14 関節運動の種類
Q15 肩関節の構造
Q16 肘関節の構造
Q17 手首の関節の構造
Q18 股関節の構造
Q19 膝関節の構造
Q20 足首の関節の構造
Q21 顎関節の構造と咀嚼運動
Q22 顔の表情をつくる筋
Q23 頚部の筋によってできるくぼみ
Q24 背部の筋と脊柱運動
Q25 呼吸筋の種類
Q26 横隔膜の構造とそれを貫くもの
Q27 腹部の筋とその作用
Q28 鼡径管の構造とそこを通るもの
Q29 上肢帯の運動
Q30 肩関節を動かす筋
Q31 肘関節を動かす筋
Q32 手首の関節を動かす筋
Q33 指を動かす筋
Q34 骨盤部の筋と起立
Q35 大坐骨孔,小坐骨孔の位置とそこを通るもの
Q36 大腿の筋と膝の動き
Q37 大腿三角,大腿管の位置
Q38 膝窩を囲むもの
Q39 下腿の筋と足の動き
第2章 内臓系
Q40 口腔の区分と唾液腺の開口
Q41 舌の構造と舌筋
Q42 扁桃組織の区分
Q43 咽頭の構造
Q44 食道の区分と狭窄部位
Q45 胃の区分
Q46 小腸,大腸の区分と形態上の違い
Q47 十二指腸の各部と周囲臓器の関係
Q48 虫垂の位置
Q49 直腸の構造と周囲臓器との関係
Q50 肝臓の位置と外観
Q51 肝門の構造と臓側面の圧痕
Q52 胆汁の分泌経路
Q53 膵臓の位置と外観
Q54 気道の区分
Q55 鼻腔の構造
Q56 副鼻腔の構造
Q57 喉頭を形成する軟骨と筋
Q58 喉頭腔の区分
Q59 気管の走行
Q60 肺の外観
Q61 肺区域
Q62 胸膜の構造と区分
Q63 縦隔に存在する臓器
Q64 腎臓の位置とその被膜
Q65 腎臓の割面と腎門の構造
Q66 尿管の走行
Q67 膀胱の位置と周囲臓器との関係
Q68 精巣,精巣上体の位置と外観
Q69 精巣,精巣上体の被膜
Q70 精液の通路
Q71 男性尿道
Q72 前立腺の位置と区分
Q73 陰茎の構造
Q74 男女の生殖器の違い
Q75 卵巣の位置と付属物
Q76 卵管の区分
Q77 子宮の位置と区分
Q78 子宮傍組織とは
Q79 女性の外陰部
Q80 会陰の区分と骨盤底の構造
Q81 会陰の筋膜と浅・深会陰隙
Q82 腹膜の構造と区分
Q83 内分泌腺の位置
第3章 脈管系
Q84 血管の一般的構造
Q85 動脈と静脈の違い
Q86 心臓の形
Q87 心臓の体表投影
Q88 房室弁と大動脈弁の違い
Q89 刺激伝導系の構成
Q90 心臓に出入りする血管
Q91 心膜
Q92 肺循環
Q93 大動脈の走行と名称
Q94 上行大動脈から出る枝
Q95 大動脈弓から出る枝
Q96 胸大動脈から出る枝
Q97 腹大動脈から出る枝
Q98 頚動脈洞と頚動脈小体
Q99 外頚動脈の枝
Q100 顎動脈の走行と分布域
Q101 内頚動脈の走行
Q102 眼動脈の走行と枝
Q103 鎖骨下動脈の枝
Q104 上肢へ行く動脈
Q105 椎骨動脈・脳底動脈と大脳動脈輪
Q106 腋窩動脈の枝
Q107 肩甲骨周囲動脈網の構成とその意義
Q108 肘関節動脈網の構成
Q109 指に分布する動脈
Q110 腹腔動脈の枝
Q111 胃に分布する動脈
Q112 上腸間膜動脈,下腸間膜動脈の枝
Q113 腎動脈のsegmental artery
Q114 副腎に分布する動脈
Q115 精巣動脈と卵巣動脈の走行
Q116 内腸骨動脈の分布域
Q117 下肢へ行く動脈
Q118 大腿後面の血液供給
Q119 膝関節動脈網の構成
Q120 足底動脈弓
Q121 体表から触れる動脈の部位と名称
Q122 動脈と伴行しない静脈
Q123 上大静脈と下大静脈の根
Q124 奇静脈系
Q125 硬膜静脈洞の構造
Q126 海綿静脈洞と他部位との交通
Q127 椎骨静脈叢
Q128 門脈の走行
Q129 門脈系と体循環との連絡
Q130 骨盤の静脈叢
Q131 皮静脈と深静脈の交通
Q132 上肢・下肢の皮静脈
Q133 脾臓の位置と外観
Q134 リンパ本幹とは
Q135 胸管の走行
Q136 ウィルヒョウのリンパ節
Q137 乳腺からのリンパ路
Q138 精巣からのリンパ路
第4章 神経系
Q139 神経系の構成
Q140 脊髄の外形と脊髄神経
Q141 脊髄の断面でみられる構造
Q142 温・痛覚の伝導路
Q143 非識別型触・圧覚の伝導路
Q144 識別型触覚の伝導路
Q145 深部感覚の伝導路
Q146 錐体路
Q147 錐体外路
Q148 脊髄反射の経路
Q149 脳と脊髄を包む膜
Q150 脊髄に分布する動脈
Q151 頚神経叢
Q152 腕神経叢とその枝
Q153 正中神経
Q154 尺骨神経
Q155 橈骨神経
Q156 腰仙骨神経叢とその枝
Q157 坐骨神経
Q158 自律神経系の構成
Q159 交感神経幹とその枝
Q160 頭頚部の交感神経
Q161 心臓神経叢の構成
Q162 腹部の自律神経系と内臓痛の経路
Q163 骨盤部の自律神経
Q164 脳神経の種類と出入りする位置
Q165 鼻腔に分布する神経
Q166 視神経と視覚の伝導路
Q167 顔面・頭部に分布する神経
Q168 三叉神経の枝
Q169 耳に分布する神経
Q170 聴覚の伝導路
Q171 舌に分布する神経
Q172 咽頭・喉頭に分布する神経
Q173 迷走神経の分布
Q174 頚部の筋を支配する神経
Q175 唾液腺の分泌線維
Q176 脳神経に属する神経節
Q177 脳神経の核
Q178 脳の発生と区分
Q179 大脳の外表面
Q180 大脳正中面の構造
Q181 脳室と髄液循環
Q182 大脳の断面でみられる構造
Q183 大脳皮質の機能局在
Q184 嗅脳系
Q185 大脳辺縁系
Q186 大脳核の種類
Q187 線条体の区分と機能
Q188 内包を構成する線維
Q189 視床核の種類
Q190 視床下部
Q191 小脳の外形と区分
Q192 小脳の線維連絡と機能
Q193 中脳の外景
Q194 橋の構造
Q195 延髄の外景
Q196 第四脳室と菱形窩の構造
Q197 脳の交連線維
Q198 脳の連合線維
Q199 脳の各部に分布する動脈
Q200 大脳の中心部に分布する動脈
Q201 側頭骨の孔を通過する動脈
Q202 大脳の静脈
Q203 脳幹網様体の線維連絡と機能
第5章 感覚器
Q204 視覚器の構造
Q205 眼球の筋とその支配神経
Q206 眼球の血管系
Q207 涙器と涙の流れ
Q208 外耳と中耳
Q209 鼓室の壁をつくるもの
Q210 内耳の構造
Q211 外皮
付表: 骨格筋の起始停止、神経支配、作用
改訂第7版にあたって
本書の初版が発行されたのは1994年でした。幸いにも読者の支持を得て、幾たびも版を重ね、今回の改訂が第7版になります。
この間、多くの方々が誤植を指摘してくださったり、ご意見やご質問を寄せてくださいました。本書を育てていただいた読者の皆さんに厚く御礼を申し上げます。
前回の第6版では、新たに100枚以上の図を描き起こすとともに、旧版の図もすべてフルカラーに改めました。この第7版でも、さらに新しい図を追加するとともに、多くの図について改良を加えています。
また、この第7版から、解剖学用語に併記するラテン語を英語に変更しました。ラテン語の学名は形態の意味を知る上で便利ですが、臨床では英語の方が使用頻度が高いからです。
将来、医療者となった皆さんを助けてくれるのは、皆さん自身の知識です。巻末の一覧表に骨や動脈の名称、骨格筋の起始・停止・神経支配・作用などをまとめてありますので、知識の整理に役立ててください。
本書は解剖学の膨大な知識をきわめて簡略にまとめたものですが、皆さんの学習の一助になれば幸いです。
2019年1月
著者一同