【概要】日本医師会臨時代議員会が3月27日に開催され、横倉義武会長は持続可能な社会保障制度の確立に向け、地域社会の再建の重要性を強調した。また3選を目指し、6月の次期日医会長選への立候補を表明した。
開会の挨拶に立った横倉義武会長(写真)は、持続可能な社会保障制度の確立に向け、「2025年やその先を見据えた構造改革が不可欠だが、財政面のみを強調した改革を進めると社会保障本来の目的を損なう。財政再建の前に地域社会を再建しなければならない」と強調した。
控除対象外消費税については、16年度税制改正大綱で「17年度大綱の策定に際し結論を得る」とされた意義を強調し、「医療界が団結して抜本解決を図る」とした。
横倉会長は2月末から公の場に姿を現していなかったが、その点について議長から「大腸憩室炎の腹腔鏡下切除術を受けていた」と説明。これを受け横倉会長は、「引き続き来期も会務運営に当たってまいりたいと思っている。先月体調を崩したがご覧のように元気に快復している」と述べ、次期会長選への立候補を表明した。