No.4799 (2016年04月16日発行) P.22
登録日: 2016-09-08
最終更新日: 2017-01-26
看護職員の労働環境の改善は医療界が長年抱える課題の1つ。昨年日本看護協会の実施した調査では月平均夜勤時間が67.6時間となった。調査からは、64時間以下と80時間超が多く、2極化傾向にあることがわかった。診療報酬の減算が行われる基準の「72時間」超は42.9%となっている。
そこで2016年度診療報酬改定では、子育て中の看護職員を含めたより多くの職員で夜勤体制を支えることができるよう、月平均夜勤時間数の計算対象を拡大する見直しが行われた。一方、日看協はこの見直しでかえって夜勤負担が重くなる職員が増えると主張しており、今後の検証が重要となる。
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