厚生労働省は13日、ICT関連施策の進捗管理や省内業務の改善・効率化を行う「ICT利活用推進本部」を新設し、初会合を開いた。
同本部は、本部長を厚労相、副本部長を厚労副大臣が務め、厚労政務官、事務次官、審議官、医務技監、官房長を本部員とする。本部直属のチームとして、「ICT利活用推進チーム」も立ち上げ、政策統括官(統計・情報政策担当)、ICTや現場の業務実態に精通した若手職員が関係部局から手挙げ方式で参加。チームには厚労省の情報化統括責任者(CIO)補佐官が支援・助言を行うほか、マイナンバー制度を所掌する内閣官房の番号制度推進室、総務省などもアドバイザーとして参加する。
会合で挨拶に立った加藤勝信厚労相は「厚労行政の各分野でのICTのフル活用」を求め、本部の活動を正確かつ効率的な社会保障給付の実現や厚労省職員の働き方改革にもつなげる考えを示した。