医師の長時間労働の大きな要因として指摘されているのが、診断書をはじめとする書類の作成業務だ。日本医師会総合政策研究機構(日医総研)の推計によると、日本の医師は民間保険会社の診断書だけで年間約947万通を作成しており、作成に要する時間を合計すると年間約497万時間にも上るという。これを日本人の年間平均労働時間分(1713時間)働く医師の人数としてカウントすると、2901人分の労働に相当する。
日医総研は研究報告書で、保険金請求という医療行為以外の業務に医師が多くの労力と時間を取られている状況を問題視。診断書の自動作成とペーパーレス化の必要性を強調している。
の診断書が作成されている