菅義偉首相は10月26日、衆参両院の本会議で就任後初の所信表明演説を行い、「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打破し、規制改革を全力で進める」と強調した。
社会保障については「毎年薬価改定の実現」に取り組むとともに「オンライン診療の恒久化」を推進すると明言。新型コロナ対策については、1日平均20万件の検査能力の確保、来年前半までに全国民に提供できる数量のワクチンの確保などの政府方針をあらためて示し、「来年の夏、人類がウイルスに打ち勝った証として東京五輪・パラリンピックを開催する」と決意表明した。