株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

■NEWS 診療報酬の改定率は本体プラス0.43%、通常改定分は0.23%で決着【2022年度診療報酬改定】

No.5098 (2022年01月08日発行) P.71

登録日: 2021-12-22

最終更新日: 2021-12-22

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年度診療報酬改定の改定率は本体プラス0.43%で決着した。改定財源は国費ベースで約300億円。薬価はマイナス1.35%、材料価格はマイナス0.02%、全体(ネット)改定率はマイナス0.94%となった。

後藤茂之厚労相は22日、鈴木俊一財務相との予算編成を巡る折衝後に会見を行い、2022年度の社会保障関係費について説明。2021年度と比較し、4400億円増とすることで合意したと述べた。予算編成における最大の焦点となっていた診療報酬の改定率は本体プラス0.43%となった。

しかし0.43%には、①看護の処遇改善のための特例的対応(プラス0.20%)、②リフィル処方箋の導入・活用促進による効率化(マイナス0.10%)、③不妊治療の保険適用のための特例的対応(プラス0.20%)、④小児の感染防止対策にかかる加算措置の期限到来(マイナス0.10%)が含まれ、①~④の0.20%分を除いた通常の本体改定分0.23%における各科の内訳は、医科がプラス0.26% 歯科がプラス0.29%、調剤がプラス0.08%となった。

会見で後藤厚労相は「医療提供体制を構築していく中で、適切な改定率を確保することができた」と述べた。

予算編成の折衝に臨む後藤厚労相(左)と鈴木財務相

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連物件情報

もっと見る

page top