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Dr.のための相続・事業承継ガイドブック 今日から始めるハッピーリタイアの準備

損をしない相続・事業承継、まずは何から始めればいい?

定価:2,200円
(本体2,000円+税)

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著: 益子良一(税理士法人コンフィアンス代表社員税理士/専修大学法学部講師)
判型: A5判
頁数: 154頁
装丁: 2色刷
発行日: 2016年08月19日
ISBN: 978-4-7849-5583-1
版数: 1
付録: -

「課税される『相続財産』の範囲は?」
「相続でもめない遺言書のつくり方は?」
「相続税対策としての持分なし医療法人への移行は本当に得なのか?」
そんな医師の疑問にスッキリ答えるガイドブックの登場です!

2015年施行の相続税法改正により基礎控除額が6割に引き下げられ、税率も引き上げられた相続税。
この時代に医師が相続税で損をしないために、まずどんな対策から始めるべきか。
多数の医療機関を顧客に抱える敏腕税理士が相続・事業承継の基本をレクチャーするガイドブックです。

「医師にとって相続とはどういうものか」という基礎知識から、今日から始められる相続税対策、一般開業医/医療法人それぞれの相続・事業承継の違いなど、法的側面をきちんとカバーしながら、実際にどの段階でどんな対応が必要なのかを簡潔に解説。

今現在子どもや後継者への相続・事業承継を考えている先生から、若いうちに将来への準備を進めておきたい先生、さらには相続を受ける立場の先生まで、立場に応じて参照できる便利な1冊です!

目次

第1章 医師にとって「相続」とはどういうものか
1 「 財産」は時価で評価する
2 課税される「相続財産」の範囲
3 医師が財産を残すために気をつけなければならないこと

第2章 今日から始めるハッピーリタイアの準備
1 勤務医時代から退職後の生活設計を考える
2 開業医は共済・保険で引退後の生活に備えを
3 定年後に開業を考える場合
4 今日からできる相続税対策
5 相続でもめない遺言書のつくり方
6 納税資金の準備は「いつ頃から」「どうやって」進めるか
7 納税資金が足りなくなったら「延納」「物納」制度が利用できる
8 後継者の育成はいつから考えるべきか
9 いつ相続する立場になってもいいように、バトンを受け取る側も準備が必要

第3章 個人開業医の相続・承継
1 医療機関の引き継ぎには必ず「課税関係」が生じる
2 自宅兼診療所と自宅外開業、それぞれの相続・承継のポイント
3 医療法人化のメリット/ デメリット
4 閉院に向けた整理には何が必要か
5 記録の保存はどこまですべきか
6 兄弟が何人もいる場合の相続の考え方

第4章 医療法人の相続・承継
1 個人開業医の相続・承継と何が違うのか
2 持分あり医療法人の財産はどう評価される?
3 相続税対策としての持分なし医療法人への移行は本当に得なのか
4 認定医療法人とは何か
5 認定医療法人制度活用のための対策と注意点
6 含み財産がある場合の対策と注意点
7 医療法人を譲り渡す場合の対策と注意点
8 医療法人を解散する場合の対策と注意点

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序文

私は税理士として、開業医や勤務医の先生方の税務申告、また医療法人等法人形態の税務申告に携わっていますが、このところ相続や事業承継に係わる税務相談が増えてきています。

そのような税務相談が増えてきた理由の一つとして、これまで地域医療を支えてきた世代の先生方がリタイアを考える年代になってきたということです。
もう一つの理由として、相続税法の改正により、相続税の基礎控除額が6 割に引き下げられ、また相続税の税率が引き上げられたことも影響しています。
金融機関などは、それらの状況を一つのビジネスチャンスと捉え、財産の内容を先生から聞き出すことで相続税の試算をし、相続税対策としてこういう金融商品があると勧めたりするようなビジネスを行っています。また、その中の一つとして遺言書の作成を勧める場合もあります。
本書は、事業承継や相続税対策を考えるための入門書という位置づけで作成しています。
4 章から成り立っており、1 章では「医師にとって相続とはどういうものか」と、相続の概論を述べています。
2 章は、「今日から始めるハッピーリタイアの準備」として、勤務医も含めてハッピーリタイアに向けての留意点を述べています。
開業医や勤務医等個人形態と、医療法人等法人形態における事業承継と相続の違いについて、3 章と4 章に分けて述べています。
本書が、事業承継を円滑に行いハッピーリタイアすることを考えている先生方や、ご自分の相続について考えている先生方の入門書として役立って頂ければ幸いです。
 
2016 年7月
益子良一

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正誤情報

下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。

・ 10頁本文⑤、11頁表2

〈誤〉「森林の流木」→〈正〉「森林の立木」

本書10頁、11頁に上記の誤りがございましたので、ここに訂正させていただきますとともに、深くお詫び申し上げます。 

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