日本医師会の松本吉郎会長は6月29日、就任後初の定例記者会見で新執行部の職務分担を発表した。松本会長が日医の課題に掲げる「組織力強化」について具体策を検討する医師会組織強化検討委員会は釜萢敏常任理事、未来医師会ビジョン委員会は新任の今村英仁常任理事が担当する。
副会長の担当職務はこれまでの総務、学術、政策という分野別から業務別担当制に移行する。松本会長はその理由について「(現在は)そうした言葉で割り切れない内容になっている」と説明した。医療政策と医療保険については「大変重要な事項」であるとして、茂松茂人氏、角田徹氏、猪口雄二氏の3副会長全員が担当する。
トリプル改定を控え、重要性が増す中医協委員について松本会長は、当面は3人の現行委員を続投させるとした上で「8月から9月にかけて一部交代させたい」との意向を示した。
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