域内での規制緩和を特例的に認める国家戦略特別区域として、東京圏、関西圏など全国6区域を定める政令が4月25日に閣議決定された。政令の施行は5月1日。
東京圏では、東京都の特別行政区のうち千代田区、中央区など9区が指定されたほか、千葉県成田市と神奈川県の全域が広域特区として正式に指定を受けた。成田市では、国際医療福祉大が世界トップレベルの研究者や途上国で活躍する医師の養成を目的とする医学部の新設計画を発表している。また、神奈川県では黒岩祐治県知事が川崎市への医学部誘致に意欲をみせている。
このほか、再生医療による創薬など「医療イノベーション」を掲げる関西圏(京都府、大阪府、兵庫県)も特区指定を受けた。