厚生労働省は8月25日、局長級の人事異動を発表した。医政局長には榎本健太郎氏に替わり浅沼一成大臣官房危機管理・医務技術総括審議官が就任することになった。また組織改正が行われ、健康局は健康・生活衛生局に、医薬・生活衛生局は医薬局となる。健康・生活衛生局長には大坪寛子健康局長が、医薬局長には城克文医薬・生活衛生局長がそれぞれ横滑りする。
このほか、浅沼氏の後任には森光敬子大臣官房審議官(医療介護連携、データヘルス改革担当)が、新設される感染症対策部長には佐々木昌弘大臣官房生活衛生・食品安全審議官が就任する。発令はいずれも9月1日付。
浅沼氏は1991年慈恵医大卒。同年旧厚生省に入省し、健康局結核感染症課長、大臣官房厚生科学課長などを歴任し、2021年から大臣官房危機管理・医務技術総括審議官を務めていた。医政局長に技官が就任するのは20年の迫井正深氏(現医務技監)以来。
大坪寛子氏(1992年慈恵医大卒)、城克文氏(1989年東大法学部卒)は2023年7月からそれぞれ健康局長、医薬・生活衛生局長を務めていた。
森光敬子氏は1992年佐賀医大卒。同年旧厚生省に入省し、保険局医療課長などを歴任し、2022年から大臣官房審議官(医療介護連携、データヘルス改革担当)を務めていた。佐々木昌弘氏は1994年秋田大医学部卒。96年旧厚生省に入省し、健康局がん・疾病対策課長、大臣官房厚生科学課長などを歴任し、2022年から大臣官房生活衛生・食品安全審議官を務めていた。
(2023年9月1日付)
▽医政局長(死因究明等推進本部事務局長併任):浅沼一成〈大臣官房危機管理・医務技術総括審議官〉
▽健康・生活衛生局長:大坪寛子〈健康局長〉
▽医薬局長:城克文〈医薬・生活衛生局長〉
▽大臣官房危機管理・医務技術総括審議官:森光敬子〈大臣官房審議官(医療介護連携、データヘルス改革担当)〉
▽大臣官房付:榎本健太郎〈医政局長(死因究明等推進本部事務局長併任)〉
▽感染症対策部長:佐々木昌弘〈大臣官房生活衛生・食品安全審議官〉