政府は4月29日、2025年春の叙勲における受章者を発表した。厚生労働省関連では、エーザイ代表執行役の内藤晴夫氏(元日本製薬団体連合会会長)が旭日重光章を、山本信夫元日本薬剤師会会長と小熊豊元全国自治体病院協議会会長の2名が旭日中綬章をそれぞれ受章した。
内藤氏は同日、エーザイHP上で「旭日重光章受章の栄に浴したことを大変光栄に思う」と受章コメントを発表。「この栄誉を機に、日本と世界の患者様の満足の増大と健康福祉への貢献を自身に課せられた使命として、人々の健康憂慮の解消と医療較差是正の実現をめざし、より一層精進していく」と今後の意気込みを示した。
受章者は桐花大綬章が2名、旭日章が949名、瑞宝章が3039名で計3990名。うち厚労省関連は412名(旭日章128名、瑞宝章284名)で、元静岡県医師会会長の紀平幸一氏、元山形県医師会会長の中目千之氏ら11名が旭日小綬章を、元国立研究開発法人国立国際医療研究センター理事長の春日雅人氏が瑞宝重光章を受章した。
今回最高位の桐花大綬章は菅直人元内閣総理大臣と大嶌理森元衆議院議長が受章。大綬章の親授式、重光章の伝達式は5月9日に皇居で行われる。