日本医師会は6月29日、定例会見を開き、25日の役員選挙で3選を果たした横倉義武会長が今後2年間の任期で「かかりつけ医の定着」に最も力を入れる考えを示した。
横倉会長は「かかりつけ医を中心とした医療提供体制と地域包括ケアシステムを構築することが医師会の果たすべき喫緊の課題と考えている。多くの国民がかかりつけ医を持つことが重要だ」と指摘。
併せて、政府の「骨太の方針」で言及されている終末期医療のあり方を会内の委員会で再度、検討する方針も示した。日医の生命倫理懇談会は2008年に答申「終末期医療に関するガイドライン」を取りまとめている。
同日の会見では、今回新たに常任理事に就任した温泉川梅代(広島)、市川朝洋(愛知)、松本吉郎(埼玉)の3氏も登壇し、担当業務を説明した(写真)。