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電話医療通訳、一層の周知を 【AMDA25周年】

登録日: 2016-11-30

最終更新日: 2016-11-30

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AMDA国際医療情報センターは11月23日に設立25周年記念講演会を開催した。同センターは、英語、中国語、韓国語、スペイン語、タイ語(毎日9~20時)、ポルトガル語(月水金9~17時)、フィリピン語(水曜13~17時)、ベトナム語(木曜13~17時)の8カ国語の電話医療通訳サービス(TEL:03-5285-8088)を無料で提供しており、25年間で実施した電話医療通訳は9000件を超える。検査や治療計画など複雑な内容の相談にも対応可能。

同日の講演会で、事務局の劔持藍子氏は、通訳過誤を避けるための依頼側の工夫として、①ゆっくり話す、②略語や専門用語はできるだけ避ける、③短く(30秒から1分程度)切って話す―などの配慮が医療者にも必要だとした。また、道永麻里氏(日本医師会)は、今年の訪日外国人数が2000万人を超え、2020年の東京五輪に向けてさらに増加していくことを踏まえ、「訪日外国人の医療ニーズは全国にわたる。電話医療通訳は必要不可欠で、一層の周知が望まれる」と強調した。

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